マスダ動物病院のエピソード
長寿のあんこちゃん・19歳
静岡市では、毎年家族の一員として共に暮らした大切な動物達とお別れをされた方が一堂に集い、慰霊祭を行っています。
去るH24年の9月23日(日)にも、静岡市民文化会館の大ホールに於いて、多くの方々が参加され、第40回動物慰霊祭が行われました。
式典では、慰霊の言葉の朗読、管弦楽の演奏、参加者全員での献花を行い、お別れした動物達の冥福を祈りました。
また、この動物慰霊祭に先立ち、高齢ながら今現在も元気に頑張り続けている長寿の犬の飼い主さん6名、猫の飼い主さん7名が飼育功労者として表彰されました。
ここ数年は当院からも毎年数頭のわんちゃん・猫ちゃんが表彰されており、以前エピソードで紹介させて頂いた、
★親愛なるジョン君へ
★長寿のハナちゃん・18歳
★長寿のチロちゃん・18歳
にも、それぞれのわんちゃんのお話が掲載されていますので、そちらも是非ご覧になってみてくださいね♪

 

そして、とても嬉しいことに、今年度の長寿猫の飼育功労者として、当院からアメリカン・ショートヘアーの“あんこちゃん”の飼い主さんが、この名誉ある賞を受賞されました。
「本当におめでとうございます☆」
この素晴らしい賞を受賞された記念に、今回も是非沢山の方にあんこちゃんのことを知って頂きたくて、ご家族のご協力の元、当院のホームページでご紹介させて頂くことに致しました(尚、あんこちゃんのお話は、以前ブログの方でもご紹介させて頂きました。今回はそのブログの内容に、幾つか質問を加えてまとめさせて頂きました)。

 

辻あんこちゃん
アメリカン・ショートヘアーのあんこちゃんは、H4.10月生まれ(受賞当時19歳11ヶ月)の♀ネコちゃんです。
あんこちゃんは子猫の頃から予防接種などで当院に掛かっていますが、体調について変わったことがあれば早くに受診をして必要な治療を受けていたため、今まで大病で手術をするということもなく、お家で穏やかな日々を過ごしています。
そんなあんこちゃんのご家族に質問させて頂きました。

 

Q. お名前の由来を教えて下さい。

A. 友人が遊びに来た際、おまんじゅうの中のあんこを食べている姿を見て「あんこ」と呼ばれたことがきっかけです。

初めて聞いた時から、とても親しみが持てる可愛らしいお名前だなあと印象に残っています(^^)
食べ物の名前なのに、女の子らしい感じもして、あんこちゃんにピッタリなお名前ですね♪
ふとしたきっかけで、こんなに可愛らしいお名前をつけてもらって、あんこちゃんが羨ましいです!

 

Q. あんこちゃんとの出会いについて教えて下さい。

A. 子猫の頃に知り合いが自宅に連れて来て、2~3日預かることになったのですが、小さくてとても可愛らしい子だったので、知り合いにお願いをして我が家で飼うことになりました。

特に子猫の頃は、何をしていても可愛くて、見ているだけでつい虜になってしまいますよね♡
きっと子猫のあんこちゃんは、さぞかし可愛かったでしょうね(*^_^*)

 

Q. あんこちゃんは小さい頃、どんな子でしたか?

A. ボールを投げるとくわえて持って来る、可愛い子でした♪

猫ちゃんでボールをくわえて持って来てくれるなんて、ビックリです☆
そんなことが出来るあんこちゃんは、きっと小さい頃からお利口な猫ちゃんだったんでしょうね(*^_^*)
その頃から既に、飼い主さんとあんこちゃんの間には信頼関係が築けていたのかな(^^)?!素晴らしいことですね♪

Q. あんこちゃんのチャームポイントは?

A. もちろん“すべてが可愛い”です(笑) やっぱり家族だからですかね。あんこは大人しくて、ほとんど鳴くこともないし、おっとりしたとてもいい子です♪甘えん坊な所もあって、よく人の腕枕で寝ています。

そうですよね!“すべてがかわいい”のお気持ち、よーく分かります(*^_^*)
家族として長い時間を一緒に過ごし、一緒にいるだけで愛おしい存在ですよね♪
甘えん坊な一面は、ご家族だからこそ見せてくれる一面なんでしょうね☆
腕枕で眠っているあんこちゃんは、きっと幸せそうなお顔で眠っているのかな?!(^^)

 

Q. あんこちゃんとの思い出で、一番印象に残っていることはありますか?

A. 最近の話なんですが、全く外に出たことがないあんこが、ある朝、家の中を探してみても見つからず、慌てて外を探したら、住んでいるマンションの7階の階段に座っていたのです!! (ちなみに住んでいるのは3階です)あんこは箱入り娘だったので、その日の内に見つかって、ほっと胸を撫で下ろしました。

こんな風に7階の方を見上げながら、階段を登って行ったのかな(^^)?
“とても20歳の猫ちゃんのやれることだとは思えない”と感心してしまいました。
家の中を探しても探してもあんこちゃんが見つからない、その時の焦るお気持ちはすごくよく分かります! 今まで全く外に出たことがないあんこちゃんがいなくなってしまったのですから、さぞびっくりされたことでしょうね!
大事な大事な箱入り娘のあんこちゃん(*^_^*)
しかも年齢が20歳という高齢のあんこちゃんが、車の往来の激しい道路に行っていなくて、本当によかったですね! 危険がいっぱいのお外で何かあったら大変ですから、すぐに見つかり無事でいてくれて本当によかったです☆(猫の室内飼育のすすめ)
しかしながら、改めて考えると、その年齢で3階から7階まで上がれたということは、本当にすごいことですね! これからも益々元気に長生きしてほしいです(^^)

 

Q. ご家族にとって、あんこちゃんはどんな存在ですか?

A. 家族の一員であり、一番のアイドルです。

ペットたちは家に帰ると必ずいてくれる、そういった安心感がありつつ、見ているだけで気持ちが明るくなるようなアイドルのような存在でもありますよね(*^_^*)

 

Q. 受賞が決まった時は、どんなお気持ちでしたか?

A. 素直にすっごく嬉しかったです。(あんこちゃんが)賞を頂く機会なんて、そうそうないことですし。

確かに、わんちゃん・猫ちゃんたちが表彰される機会はそうそうないですよね!
特に今回の賞は、日頃から愛情を持ってあんこちゃんの健康管理に努める飼い主さんと、それに答えて元気でいてくれているあんこちゃんとの二人三脚があっての受賞だと思います。
あんこちゃん、本当によく頑張ってくれていますよね☆
私達もあんこちゃんの受賞を、とても嬉しく思っています♪

 

A. そして、受賞して初めてこのような賞があることを知りました(笑)

そうですよね。長生きしなければお声を掛けて頂けないので、ご存知ない方も多いかもしれません。

 

以前、慰霊祭に参加させて頂いた時、場内に受賞されたわんちゃんや猫ちゃんのコメントが流れる中、会場中央の大きなスクリーンに年老いてもけな気に頑張っているわんちゃん・猫ちゃんの姿や、家族と一緒にしあわせそうに暮らす日常の光景が映し出されるのを見て、その何とも言えない可愛らしさと、温かさにとても感動し、“ああ、表彰してもらえるって、こんなに素晴らしいことだったんだな~”と思ったものでした。
それは一生の思い出であり、大切な宝物になるのではないかと思いました。

 

20歳を目指して、わんちゃん・猫ちゃんをご家族の皆さんでサポートして行かれる。そんな中で、今まで以上にわんちゃん・猫ちゃんと深く関わり、思い出作りが出来るって、とっても素敵なことですよね(*^_^*)

 

Q. 長生きの秘訣は何ですか?

A. まずは信頼できる動物病院を持っていることです。増田先生、スタッフの皆様のお陰と思っています。
そして何か変わったことがあれば、すぐに先生に診てもらうようにして、健康に気を配っていたことですかね。定期的に健康診断や歯石除去をしてもらっていたので、腎臓が弱っている(猫の腎臓病)のも早い段階で見つかり、その時からずっと腎臓の療法食を病院で頂いてあげています。
2012年10月で20歳になり(表彰時は19歳でした)、これからも益々健康で長生きして欲しいと思います。

私達、動物病院としても、飼い主さんたちに信頼して頂けるということは大変有難いことだと思っています。
動物たちの治療には飼い主さんのご理解とご協力が欠かせないため、“いつも”と違うことがあれば、気兼ねなく早めにご相談頂くことで病気の早期発見に繋がることがあります。
治療により症状が改善するかどうかは病気により異なりますが、あんこちゃんの腎臓に関しては早期発見が功を奏した例の1つですね!

 

Q. 最近のあんこちゃんは、どんな風に過ごしていますか?

A. 食べては寝る、すっかりご隠居様です(笑)

動物たちは年を取ると共に寝ている時間が増えて来ますよね。 穏やかに眠っている姿は、見ているこちらをほわわ~んと幸せな気持ちにさせてくれますよね(*^_^*)

 

Q. あんこちゃんと話せるとしたら、あんこちゃんに聞いてみたいことはありますか?

A. 我が家に来て、幸福ですか?

この質問はペットを飼っている方は、皆さん1度は聞いてみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。実際に「ねえ、しあわせ?」って、何度も聞いているかもしれませんね(^^)
言葉でストレートに聞くことができない分、私たちは日頃からペットが何を求めているかを一生懸命考えますよね。
そのようなペットのことを大切に想う気持ちは、ペットたちにもきっと伝わっているのではないでしょうか(*^_^*)
様々な動物たちと関わる機会の多い私たちは、人と暮らす動物たちが人の優しい思いに触れ、穏やかな幸せを感じて生きていける、そんな世の中になって欲しいな~といつも願っています☆

 

Q. あんこちゃんにかけてあげるとしたら、どんな言葉をかけてあげたいですか?

A. いつも家族を癒してくれて“ありがとう”

とても素敵な言葉ですね!
あんこちゃんのことを大切に想われている、ご家族のお気持ちが伝わって来ます(^^)
一緒にいてくれるだけで素直で優しい気持ちにさせてくれる、本当に動物たちには不思議な力があるように思います(*^_^*)

 

 

お話を伺っている間、あんこちゃんのお話をされながら、終始うれしそうにニコニコしているお母さんのお顔が印象的でした。
20年という長い年月の中で、手術や入院をしなくてはいけないような大きな病気をしたことがないというのは、本当にすごいことだと思います!

 

最近のあんこちゃんは“ご隠居様”のように食べては寝るという、とても穏やかな時間をお家で過ごしているようですね。

 

時々、爪切りで来院すると、あんこちゃんは嫌々という顔をしながらも最後まで我慢して爪を切らせてくれます。そのようなあんこちゃんの様子を、飼い主さんはいつも愛おしそうに見守っていらっしゃいます。あんこちゃんの長生きの秘訣は、ご家族からの愛情をたっぷり受けて暮らしている事かもしれませんね (*^_^*)

 

どうか、これからもあんこちゃんが大好きなご家族と、穏やかで幸せな時間をたくさん過ごせますように~♪

 

マスダ動物病院エピソードにもどる