第4回
「犬の問題行動について(仔犬編)」
問題行動とは人や物を咬む・吠える・トイレ以外で排便、排尿をしてしまう等、飼っている人にとって問題となる犬の行動全てをさします。しかし見方をかえればこういった行動は野生では自然な行動(反応)なのですが、いざ人間と共生する時には問題となってくるのです。それでは、こういった問題行動が起きないようにするためにどうしたら良いか考えてみましょう。問題行動が起こる原因としては、しつけの失敗や動物にとっての様々なストレスや不安・飼われている環境等様々な要因が考えられ、又複雑にからみあっている場合もありますので、なるべく問題が大きくなる前に動物病院の先生に相談しましょう。気軽に相談にのってくれることと思います。
多くの問題行動は仔犬の時の社会化がうまくいかずしつけずらくなってしまうことによります。
〈仔犬をうまく社会化させるために〉
◆ポイント1
生後50日齢までは母犬及び同腹犬と生活させましょう。
※言い換えると、あまり幼い仔犬(45〜50日齢未満)をもらったり購入しない。又ペットショップもあまり幼い仔犬を販売しない。
生後3〜7週齢くらいまで母犬や同腹犬と一緒にいることにより咬まれると痛いとか、強く咬むといやがられてしまうといった咬む程度を自然に勉強して行きます。そういった学習に最も重要な時期なのです。さらに、やはり母親の愛が一番必要な時期でもあるのです。
仔犬を飼い始めたら色々な人や物を見せましょう。
飼い主さん以外の人、特に子供や老人、あるいは他の犬に会わせやさしくさわってもらい、又は外の景色を見せてあげて下さい。ただし犬にはジステンパー等死亡率の高いウィルス性の伝染病がありますので、これらの予防注射を病院で済ませてからにしましょう。
体の色々な部位をさらわれる事に慣れさせましょう。
頭や背中以外にも、犬が安心しないとさわらせない部位、たとえばしっぽ・おしり・お腹・足や手の先・耳・口の中等さわってみましょう。こういった所は犬が比較的さわられたくない敏感な所ですがそういう所でもおとなしくさわらせる良い犬に育てましょう。
ポイントは、やさしく声をかけたり、ドッグフードや犬用おやつ等に気をひかせ、意識がそちらにいっている時にやさしく足先等をさわりましょう。又、眠むそうな時もさわるのに良いタイミングです。口の中にも手を入れられる事に慣れさせておけば、将来お薬を飲ませる時にも役立つでしょう。ただし楽しみながら行うことが重要で、仔犬がいやがったり、抵抗したら無理せずそこでやめましょう。短時間でも毎日やることで効果がでてきます。
生後50日齢までは母犬及び同腹犬と生活させましょう。
※言い換えると、あまり幼い仔犬(45〜50日齢未満)をもらったり購入しない。又ペットショップもあまり幼い仔犬を販売しない。
生後3〜7週齢くらいまで母犬や同腹犬と一緒にいることにより咬まれると痛いとか、強く咬むといやがられてしまうといった咬む程度を自然に勉強して行きます。そういった学習に最も重要な時期なのです。さらに、やはり母親の愛が一番必要な時期でもあるのです。
◆ポイント2
仔犬を飼い始めたら色々な人や物を見せましょう。
飼い主さん以外の人、特に子供や老人、あるいは他の犬に会わせやさしくさわってもらい、又は外の景色を見せてあげて下さい。ただし犬にはジステンパー等死亡率の高いウィルス性の伝染病がありますので、これらの予防注射を病院で済ませてからにしましょう。
◆ポイント3
体の色々な部位をさらわれる事に慣れさせましょう。
頭や背中以外にも、犬が安心しないとさわらせない部位、たとえばしっぽ・おしり・お腹・足や手の先・耳・口の中等さわってみましょう。こういった所は犬が比較的さわられたくない敏感な所ですがそういう所でもおとなしくさわらせる良い犬に育てましょう。
ポイントは、やさしく声をかけたり、ドッグフードや犬用おやつ等に気をひかせ、意識がそちらにいっている時にやさしく足先等をさわりましょう。又、眠むそうな時もさわるのに良いタイミングです。口の中にも手を入れられる事に慣れさせておけば、将来お薬を飲ませる時にも役立つでしょう。ただし楽しみながら行うことが重要で、仔犬がいやがったり、抵抗したら無理せずそこでやめましょう。短時間でも毎日やることで効果がでてきます。
これらの事に気をつけながら育てると比較的、素直で温和な犬に育ち、それからのしつけもやりやすくなると思います。
最後に以前に本院の飼い主さん達に「しつけ」についてアンケートをとったので、それを発表させて頂きます。何かの参考になればと思います。
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〜しつけや問題行動でお困りの方は、お気軽にご相談ください。〜
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※この『動物病院だより』は2002年から2005年まで『ペット情報サイトプチアミ』内で連載していたものです
※この『動物病院だより』は2002年から2005年まで『ペット情報サイトプチアミ』内で連載していたものです
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