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歩く時にふらつくようになってしまいました

(キャバリア/オス/4歳)
3週間ほど前から我が家の犬が歩くときにふらつくようになりました。病院にいったところ『股関節形成不全』と続き言われ、治療を続けましたが、1週間経っても容態が悪化するばかりなので別の病院に行ったところ『前庭炎症』と言われました。
MRIにおいては、診てとれる異常はないとのこと。また眼振や痙攣はなく、内耳も含めて耳もキレイだとのことでした。食欲も排泄も問題なく、ふらつく、だけが症状です。頸斜もありません。現在はビタミン剤と、ビタミンB(30m)・C(250ml)の自宅注射ーいずれも朝晩ーで治療を続けています。
まだ4歳ですし、症状もひとつだけであることから、この治療で不安もあるのですが。現在は、小康状態を保っている、といったところです。何かアドバイスいただけるかと思い、メールさせていただきました。(みちさんより)


みちさん、こんにちは。
歩く時にふらつくようになったとのことですね。

1軒目の動物病院では股関節形成不全と診断され、2軒目の動物病院では前庭疾患と診断されたのですね。症状は、歩く時にふらつくという1つの症状だけであり、前庭疾患の時に見られる症状である眼振や斜頚といった症状が見られないことを考えると、前庭疾患と断定するのは少々無理がある(証拠が少ない)かと思われます。

ふらつく原因を確定したいところですが、ふらつく症状を現わす病気は様々あります。MRIまでいっているので、他にも色々と検査をしたあげくにたどりついた仮診断と言ったところでしょうか。

現在、小康状態を保っているとのことですので、基本的には現在の治療を続けながら観察を継続するというのもひとつの方法だと思われます(もちろん前庭疾患以外の病気の可能性もあるということを頭に入れて)。

最後に発症年齢等でみちさんのケースには当てはまらないかもしれませんが、以前に前庭疾患についてお答えしたことがありますので、参考にしてみて下さい。 (2005.8.31)