(ゴールデン・レトリバー/メス/8歳/名前・marin)
こんにちは、先日手術後の注射について質問させていただいたちこです。またよろしくお願いいたします。
子宮蓄膿症の手術後もういつもと変わりなくずいぶん元気になったのですが、これから老犬になるにつれて家庭で気をつけてチェックするべきことなどおしえてください。(ちこさんより)
ちこさん再びこんにちは。
marinちゃんの術後の経過も良さそうで本当によかったですね。
中年から老犬にかけて色々な病気が発生しやすくなってきます。子宮蓄膿症もその1つですね。
ちこさんがmarinちゃんの異変に早く気付いてあげることができたので、手術も無事に終わり、術後の回復も順調だったと思います。
子宮蓄膿症は発見が遅れると命に関わる恐ろしい病気なのです(第6回動物病院だより参照)
おそらく、そんな経験からmarinちゃんの健康をさらに気づかってあげたいと感じて、ご質問をされたのだろうと思います。
家庭で気をつけてチェックすべきことは色々あり、難しいご質問ですが、一言でいうと、日頃の健康な状態を良く観察しておくことだと思います。そうすれば、何か体調に変化が起きたときに、より早く発見できるのではないかと思います。
具体的なポイントを羅列してみますと、元気・食欲・飲水量・尿や便の変化・嘔吐・呼吸数・普段と違った行動・目つき・口唇や舌の色・体臭(特に口と耳)…etc。挙げればキリがありません(まだ他にたくさんポイントがあります)。
また、老犬になりますと、腫瘍等の発生確率も、若い頃に比べて増加してきます。
皮膚や乳腺にできる腫瘍は飼い主さんでも発見することが可能です。毎日スキンシップを兼ねてmarinちゃんの体の色々な部分をなでてあげることが、早期発見につながると思います。
さらに大型犬は肥満になると関節を痛めやすくなってしまうので、くれぐれも肥満には気をつけてください。
最後に家庭での観察だけでは発見できない病気もたくさんありますので、できれば1年に1〜2回程度のペースで動物病院にて健康診断してもらえばさらに良いと思います。(2005.6.13)