先日はありがとうございました。とても、安心しました。
今回はフィラリア予防についての質問です。今月6日に1回目のワクチンを終え来月3日ごろ2回目のワクチン接種の予定です。12月頃までは蚊もでると思います。子犬は、いつ頃からフィラリア予防するべきなのでしょうか。アドバイス宜しくお願い致します。（蘭さんより）
蘭さんこんにちは。前回のお問い合わせについて安心して頂けたとのこと、よかったです。
さて、今回は子犬へのフィラリア予防薬をいつ開始するかというご質問ですね。
フィラリア予防薬は複数の製薬会社から何種類か発売されていますが、現在は1ヶ月1回飲ませる予防薬が主流なので、そのタイプの予防薬を前提にしてお答え致します。
先生によって、あるいは地域によって多少差はあるかと思いますが、生後1ヶ月〜2ヶ月齢から投薬を開始する事が多いと思います。
ちなみに私の病院では1度目のワクチン接種の時（生後50日齢くらい）にフィラリア予防も開始していただいております。製薬会社の見解も同様で、できれば生後2ヶ月齢くらいまでにフィラリア予防を開始するとベストとのことです。
また、フィラリア予防薬は最も若い子犬で生後半月〜1ヶ月で投薬しても何ら問題はないそうです。
生後3ヶ月齢で初回投薬した場合の予防効果は多少低くなりますが、約83％とのことです（これは生まれた直後に蚊に刺され感染が成立したという、非常に確率の低い場合の話ではありますが……）
結論的には、生後2ヶ月を過ぎている場合はなるべく早めにフィラリア予防を開始するのがベストだと思います。（2002.10.22）