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アジソン病について教えてください

(マルチーズ/メス/7歳/名前・イブ)
アジソン病と診断され、薬を飲ませることになりました。
薬の副作用や、続き生活上気をつけることがありましたら、教えて下さい。(あやさんより)


あやさん、こんにちは。
7才雄のマルチーズのイブちゃんが、アジソン病と診断されたとのことですね。

アジソン病(副腎皮質機能低下症)は、急性のアジソン病と慢性のアジソン病に分けられます。犬では慢性のアジソン病の方がずっと多いとされています。
急性のアジシン病は症状の発現が突然で、急に虚脱状態になったりするケースもあり、他の症状として元気や食欲の低下・嘔吐・下痢・低血圧・低体温等があげられます。しばしば環境の変化等、何か強いストレスがかかったときに症状が発現することもあるようです。

一方、犬に多いとされる慢性のアジソン病の症状は、飼い主さんの目から見て、あまりはっきりとした症状を現さないケースもあります。
要するに「何となく元気がない」とか「ちょっと吐いて、食欲がなんとなくない」といった不明瞭な症状しか示さないこともあり、また症状が良くなったなと思っていたら、再び症状が再発をしたり…といったことをくり返すこともあります。

治療は、お薬を投薬するということになります。
お薬の副作用に関しては、適切な量を与えることができれば(その為には定期的な検査が必要だと思います)それほど心配しなくて良いと思いますし、お薬を投薬するメリットの方がずっと大きいと思います。
この点に関しては、状態によりお薬の種類や投薬量も変化があると思いますので、かかりつけの先生に説明をよく受けて下さい。

一般の生活の中での注意点として、【1】環境の急激な変化等のストレスがかからないように、また【2】体調の変化にはよく気を配り、何か変化があった場合にはすぐにかかりつけの先生に相談するようにして下さい。(2005.1.24)