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肛門が腫れてよく噛んだり舐めたりしています

今飼っているシーズー(メス8ヶ月)の肛門あたりが、ピンク色にはれてかゆがって、よく噛んだり舐めたりしています。続き病院では今使っている皮膚病の薬をそのまま飲ませるように言われましたが、見ていると可哀想で他の病院に行った方が良いのか悩んでいます。教えてください。(ムックパパさんより)


ムックパパさんこんにちは。8ヶ月のシーズーの肛門あたりがピンク色に腫れてかゆがっているとの事ですね。この症状から推さつすると、3つの事が考えられます。

1.肛門のう炎
犬には(猫にも)肛門のう腺という分泌腺が肛門の下、左右(時計で言うと4時と8時のところ)に一対あります。これはスカンクの臭い袋の退化したようなものです。この肛門のう腺に炎症や感染が起こると分泌物がたまり、はれたりかゆくなり、舐めたりおしりをこすったりします。これを放っておくと、はぜたりする事もあるので、早めに動物病院でたまった分泌物をしぼってもらえばかゆくなくなります。(慣れた人は自分でもできるかも知れません)

2.肛門周囲腺炎
犬の肛門には全体に(肛門のまわり一周)に目では見えない程の無数の小さな分泌腺があります。
そこに感染や炎症が起こるとかゆくなってきます。先程の肛門のう炎よりも発生頻度はずっと少ないです。

3.肛門の周囲の皮膚炎
いわゆる皮膚病が肛門の近くに起こってかゆくなってくることがあります。この場合は皮膚病としての治療が必要となります。

ムックパパさんの場合は1.の肛門のう炎が一番考えられます。
いまいちど、かかりつけの先生に相談してみたらいかがでしょう。(2002.8.20)