こんにちは。以前、うさぎのちゃちゃでお世話になった飯塚です。
ペットの相談ではないのですが、私は今、介護老人保健施設で働いていて、今年から動物介在活動を始めました。まだ始めたばかりで右も左も分かりません。
ちゃちゃが肺炎の時、日曜日の午後は老人ホームに行ってボランティアをしていると聞いたので、増田先生に相談しようと思いました。
お忙しいとは思いますが、どのような活動をしているか教えてください。
時間が合えば、活動しているところを見学に行きたいと考えております。宜しくお願い致します。(飯塚さんより)
飯塚さん、お久しぶりです。
今回は、動物介護活動に関するお問い合わせですね。
この活動は、およそ20年前に日本に入ってきた活動で、介護老人保健施設やホスピス等に長期施設内で生活されている方々に性格や健康面や、衛生面等様々な基準を満たした動物達を連れていき、動物達とふれあって頂こうという活動です。
しかし単に動物達にふれて頂くのが目的ではなく、動物を介して人間と人間の会話・ふれあいを目的とした活動です。
人間だけが突然、施設に訪れてもそこにはなかなか会話が成立しませんが、動物達を介在させることにより、自然と会話が生まれてくるのです。動物達にはそんな不思議な力があると思います。
核家族化の進む今日、皆さんが動物達を飼う理由もそんなところにヒントがあるんではないかなと思っています。
この活動を行なっている団体は様々ですが、私が行なっているこの活動は、静岡市獣医師会が行なっている活動の1つとして、平成9年10月よりこの活動を行なっております。
静岡市内の動物病院の先生方と、先生方が推薦して下さる動物及びその飼い主さん(ボランティアさん)たちで会員が構成されており、ボランティアグループの名は「ひだまり倶楽部」と言います。
静岡市獣医師会のH.Pにも紹介されていますので一度ご覧下さい。
(http://www.shizuokashi-juuishikai.gr.jp/です)
重要な点はこの動物介在活動ができる動物の基準は性格だけでなく健康面や衛生面等多岐にわたる条件があります。
また、ボランティアさんにもこの活動に関する知識や自覚が必要になります。
特に健康面や衛生面に関しては獣医師の協力が必要不可欠になっております。
この活動をお知りになりたいようですので、一度実際に見学してみるのが一番だと思います。是非、一度体験してみて下さい。
活動場所や活動時間等詳しいことは、直接本院にお電話でお問い合わせ下さい。 (2004.05.08)