(シェットランドシープドッグ/オス/17歳/名前・JOHN)
左肩つけねに直径15〜20cmぐらいのこぶ状の硬いものができています。
1/3ぐらいの大きさの時に動物病院で診察して貰いましたが老齢のため少し様子をみるように言われました。
その後、その突起物は、柔らくなったり、硬くなったりしていますが、大きさが増してきており心配しています。
痛がったりはしていないようですが、動作に少し影響がでているように思います。
今後、どう対処したらよいか御助言をいただけたらと思いご相談いたします。よろしくお願いいたします。(きょうこさんより)
きょうこさん、こんにちは。
JOHNちゃんは17才と長寿のワンちゃんですね。
左肩のつけ根のしこりに関して以前に動物病院で診察をしてもらったようですが、おそらく高齢ということもあってだろうと思いますが、外科的治療法(手術で摘出すること)は取らなかった(取れなかった)と考えられます。
きょうこさんの心配は「JOHNちゃんのこれから」だと思いますが、それを判断するためには、判断材料(ある程度の検査等)が必要となります。
一番重要と思われる検査は針生検(ニードルバイオプシー)と呼ばれる検査です。
この検査はしこりに針を刺して、細胞を吸引し、取ってきて、その細胞を調べる検査です。
この検査により、そのしこりが腫瘍なのか否なのかが大体わかります。
この検査は、それ程難しかったり、危険を伴う検査ではないうえに重要な情報が得られるので是非、検査をしてもらってください。
その他にも、しこりの中の構造を確認するための検査として、エコー検査、隣接する骨との関係を調べるための検査としてレントゲン検査等色々ありますが、どの検査が必要なのかは実際に診察して下さる獣医さんがそのしこりを直接見て決定してくれます。
JOHNちゃんがこれからどうなるのか、あるいはどうしてあげたら良いのかは、針生検(ニードルバイオプシー)をはじめ、ある程度の検査をしてもらい、その結果をふまえて、かかりつけの先生から説明してもらいましょう。
検査の結果わからない事があれば、またいつでもご相談くださいね。(2003.10.07)